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将棋講座

おはようございます。宮本です。
遅くなりましたが、将棋講座の7回目です。
今回は反則などのルールについて説明します。

続き


将棋にはいくつかやってはいけないルールが存在します。
以下、順に説明していきます。

1.二歩
二歩とは、同じ筋(列)に二枚目の歩を打ってしまうことです。

ファイル 372-1.gif


今5筋には自分の歩がいます。この場合同じ5筋に歩を打つことはできません。同様に1、2、3の筋にも自分の歩を打つことができません。上の図では59の地点に歩を打ってしまいました。
このように同じ筋に2枚目の歩を打つと二歩となってしまい、反則負けになってしまいます。
テレビで放送しているNHK杯でも2004年度、2005年度に2年連続で二歩の反則手が出ました。プロでも指してしまうほど一番多い反則です。
歩を打つ場合は打つ筋に自分の歩がないか確認しましょう。

2.打ち歩詰め

打ち歩詰めとは、王様を詰ますときに歩を打って詰ましてはいけないというルールです。
以下に違いを説明します。

ファイル 372-2.gif


上の図では持ち駒の歩を1五の地点に打つことで、相手の王様は詰んでしまいます。しかし、持ち駒の歩を打って詰ましたのでこれは反則になってしまいます。

ファイル 372-3.gif


こちらの図では1六に置かれている歩を突いて(動かして)相手の王様を詰ましました。これは突き歩詰めと呼ばれていて反則ではありません。

打ち歩詰めは反則ですので注意しましょう。

3.千日手
千日手とは、簡単に説明すると同じ局面が4回現れてしまうことです。
以下の図を見てください。

ファイル 372-4.gif


上の図から3三の龍が2二に動いたとします。続いて相手の王様は24に逃げます。そこでこちら側は再び33の地点に龍を戻します。すると相手の王様は13の地点に戻ります。
この時点で再び上の図と同じ局面が現れることになります。

ファイル 372-5.gif


このように同じ状況になる場面が4回発生した場合、千日手となります。
上の図のように王手を含んだ千日手が発生した場合は、王手をしている側の反則負けになってしまいます。王手をする際に同じ局面が何度も発生する場合は違う手を指さなくてはいけません。
王手とは関係ない局面で千日手が発生する場合もあります。この場合は先手と後手を交代して最初の局面から指しなおしになります。

王手の含んだ千日手は特に注意しましょう。

4.駒の動き

以前も説明しましたが、次に動けないところに駒を打ってはいけません。また、角や飛車など遠くに行ける駒の動きを間違えないようにしましょう。

以上が反則手の説明になります。どのルールも重要ですが、二歩はうっかり指してしまうことが多いので気を付けましょう。


今回で将棋の基本講座は終了になります。長い間お付き合いありがとうございました。
分かりづらい点があったかもしれませんが、気になった点などありましたら声をかけてください。
また機会があれば書きたいと思います。

コメント一覧

minda 2011年07月26日(火)07時17分 編集・削除

 将棋の基本講座は終了との事ですが、応用講座はいつ頃に始まりますか?
 それから早朝将棋クラブとか夕刻将棋クラブとかを作って貰えば参加したいのでよろしくお願いします。

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