11月21日、当社の部長であられた高石様を講師にお迎えして、『禅』についての6回目の講習会を開催しました。
今回が最終回です。「禅を現代にどう生かすか」というテーマで行いました。
どれだけ禅を覚えていても、それを活用しなければ意味がないということで、どういうところに禅の考えが生かされているのかを講習を通して学びました。
例えば、貪欲になればなるほど求めるものが多くなり、求めていることを達成したり、得るためにそれだけの苦悩することになり、それだけ苦しむ。だから、少しでもその欲を抑えて、苦しさを減らすという考えです。欲を「無」にするという行為は、まさしく禅そのものです。
禅は、ただ心を落ち着かせるという意味ではなく、欲を抑制することで、自身が欲に飲み込まれないようにして結果的に、あるべき状態にするか、または維持することが重要なのだと思いました。一見、欲ではなさそうな「悩み」そのものも、結局は解決して「こういうことにしたい」という、一種の欲であるということもわかりました。
禅の講習会は終わりましたが、これからも禅を忘れずに、これからの辛いことや難しいことなどで悩みなどがあったときに禅を活用してしっかりと乗り切れるようになっていきたいです。