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平成29年度社員旅行(その2)

2日目の朝、出発時刻までに余裕がありましたので土肥港の周辺を散策してみました。

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続き

内陸県の出身者にとって海辺はとても新鮮に感じます。
前の晩降っていた雨は既に止んでおり、海風が時折吹く中を気持ち良く歩けました。
雲は多いながらも空はその隙間から晴れ間を見せてくれました。

写真の一帯は松原公園と言い、歌人・若山牧水の歌碑や銅像がある他、美しい夕日を望める名所にもなっています。

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その松原公園の中には世界最大の花時計があります。直径31mにも及ぶこの時計はギネスブックにも登録されています。
この時計の外周には足つぼを刺激する健康歩道があります。社長に勧められて、新入社員の我々2人も挑戦してみました。
目と鼻の先に「黄金の湯」という足湯がありますので、足つぼを刺激した後入ってみてはいかがでしょうか?

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宿泊させて頂いたわきの浜の皆様にお礼を伝え、いよいよ出発です。

2日目は伊豆を離れて一路箱根へと向かいます。
まず昼食を取りに訪れたのは芦ノ湖の湖畔(元箱根温泉)です。

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芦ノ湖は、約3000年前の噴火で発生した山体崩壊が早川を堰き止めて出来たカルデラ湖です。
箱根駅伝往路のゴールとしても有名です。湖上には観光船である『海賊船』などが運航されています。
芦ノ湖は神奈川県に位置しますが、廃藩置県時の問題からその水利権は静岡県にあるという複雑な事情もあります。

箱根・芦ノ湖と言えば、有名な話の一つに『箱根山戦争』があります。
堤康次郎率いる西武グループと五島慶太率いる東急グループが戦後の箱根を舞台に繰り広げた、観光客輸送を巡る一大競争です。
小説化・映画化もされたこの競争は和解・鎮静化しましたが、今も箱根観光船・芦ノ湖遊覧船の2種類が別々に運航されている点などにその名残が残っています。

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社員旅行の最後に訪れたのは『黒玉子』で有名な大涌谷です。
大涌谷は江戸時代まで『地獄谷』とも呼ばれており、周辺は余すところなく硫化水素の臭いが漂っています。
ちなみに黒玉子が黒いのは、噴出している硫黄と鉄が化合して硫化鉄となり玉子の殻に付いている為です。

大涌谷は約3100年前から箱根山の水蒸気爆発や火砕流によって堆積物が溜まり、今世紀に至るまで地すべりや土石流が発生しています。
平成27年4月から火山活動が活発化し、大涌谷周辺には昨年7月まで立ち入れませんでした。
硫化水素の臭いと噴気の凄まじい音を感じる事ができ、火山のすぐそばにいる事を実感できました。

こうして今年の社員旅行は終わりを迎えました。
伊豆・箱根地方の2日間で動物園から遊覧船を始め様々な体験ができ、印象に残る社員旅行となりました。

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