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令和元年講習会(7月)

令和元年7月19日(金)、講師に織原様をお招きして講習会が開かれました。


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続き


初めはこの日の午前4時50分ごろ、東京都多摩市貝取の京王電鉄の永山変電所でおきた火災についての話題が取り上げられました。
普段私たちが乗る電車は、1列車に2000~3000Aの電流が流れ、エアコンがフル稼働するシーズンも多くの電車電流が流れています。
この電車電流の値は極めて大きな値であり、この電車電流は、パンタグラフとレールで常につながっています。
つまり、いつ火災が起きてもおかしくない状況であるそうです。
この日の火災は、京王電鉄以外に、小田急線でも影響があり、多くの方が足止めされていました。
私はJR線の利用ですが、この日は電車が遅れていたので、なぜだろうと思っていました。
通勤で、長距離電車に乗るので、このようなことが起こる仕組みを知ることができ良かったです。


続いては、横浜市の新交通システム「シーサイドライン」で起きた、逆走事故についてです。
シーサイドラインは自動運転であり、この自動運転は在来線でも多く実施されています。
今回の事故は、車両内部の断線のため、進行方向を切り替える指示が各車両に伝わらないまま発車したことが原因とされています。
さらに、この断線を警告するシステムや、終着駅での対策の不備等、様々なことが重なって起きたそうです。
完全な自動運転がしたければ、「踏切がない」「ホームドアの設置」「高架などで人が列車の進路に立ち入れない構造」等の条件が必要になるそうです。

ドアの開閉や前方確認のため駅員は乗っているものの、在来線でも多く取り入れられている自動運転ですが、このような事故が起こると、怖いなと思ってしまいます。
完全な自動運転が必要な要素を読むと、在来線での完全な無人運転はまだまだ無理だと思いました。


今回、鉄道の話が多く、私も利用するのでとても身近な話題でした。
ニュースで大まかなことは知っていましたが、深く仕組みなどを知ることができ、とても勉強になりました。
自分でも気になったことは詳しく調べてみようと思いました。

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