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CEATEC 2019

2019年10月18日、幕張メッセにて開催されたCEATEC2019に行って参りました。

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続き

こちらはデジタルシェルフ(大日本印刷株式会社)です。

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デジタルシェルフは店舗の商品棚の全面部分にリアルプロジェクションスクリーンを搭載した流通・小売り向けのデジタルサイネージシステムです。
プライスカードの切替や、プロモーション情報、成分や栄養などの情報をディスプレイに表示します。
レジシステムや棚割りシステムと連動することも可能です。
反対に今までなぜなかったのかというお話もありました。
スクリーン部分が破損しやすいという難点があるからだそうです。
フィルム面での破損は簡単に交換可能のようですが、破損しやすい点はまだ少し解決できていないようです。
   
レジシステムとの連携では、店内にあるスキャニング端末(スマートホンなど)で商品のバーコードをスキャンしながら買い物ができるシステムです。
スキャニング端末のバーコードを読み込ませることで、端末とレジステムを連携させ会計を済ませることができます。
スマートホンの専用アプリで読み込み、アプリ内で決済が可能になります。
クレジットカードでも決済が可能であるため、レジを通らずに買い物が終わらせることができます。

デジタルのシェルフの使用にあたって不安と感じることは、停電が起きた時です。
近年、日本では自然災害が多く、停電もしばしば起こります。
そのようなときにレジシステムとして、どのような対策が必要になるのか、まだ考えなければならないことがあると感じました。

(小宅)

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株式会社QDレーザのブースでは、スマートグラスのRETISSA ® Displayが展示されていました。
スマートグラスとは、一般的にカメラと網膜投射型のディスプレイを搭載している拡張現実ウェアラブルコンピューターで、実際の光景に装置から投射されている映像を重ねることができます。
従来のスマートグラスは仮想スクリーンに映像を投射していたため、映像部分を注視すると背景のピントがずれ、背景を注視すると映像部分ぼやけるといった問題がありましたが、RETISSA ® Displayは映像を網膜に直接投影することでこの問題を克服しました。
映像を網膜に直接投影すると聞くと安全なのか不安になる方もいると思いますが、微弱なレーザを使用しているため安全です。また、網膜に直接投影するメリットはピントずれがないだけでなく、目が疲れにくい、視力に依存しない、などがあります。
私も実際にかけさせていただいたのですが、知覚や遠くを見てもピントがずれることなく、きれいな映像を見ることができました。しかし、網膜に直接照射するデメリットとして、照射した映像が直接網膜に当たるようにしないといけないという点が少し気になりましたが、とてもいい体験ができました。

その他にも、、遠隔操作時に接触情報を伝送することで、まるでその場にいるような感覚になれる技術や、5Gに関する展示などがありました。中には、「空飛ぶ車」の試作機など個人的にそこまでやる必要があるのかと疑問に思うものもありましたが、興味を引くものが多く、参加してよかったと思いました。これから先の技術を知るいい機会になりました。

(飯野)

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