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AI・人工知能EXPO

2022年10月26日(水)に幕張メッセにて行われた「AI・人工知能EXPO」に行って参りました。
展示会の中で様々なブースがありましたが、その中で特に印象の残った
「アステリア株式会社」様の「Gravio(AI/IoT統合型エッジウェア)」を紹介します。

続き
Gravioは、ノーコード(※1)で汎用的なカメラや各種センサーによるデータと様々なシステムの連携を容易に実現できる、
AI/IoT統合型エッジコンピューティングプラットフォームです。
IoT・センサデータ(距離、温度、人感など)とAI・カメラ画像(人数検知、顔認証、車両の検出など)からのデータを、
Gravioにてエッジ統合処理(※2)を行います。
エッジ統合処理では、センサ・カメラの管理、画像認識・推論の実行、データの蓄積、実行条件の設定、
アクションの実行などをします。
画像認識に使用するAIは、Intel OpenVINOやGoogleTensorFlowといったディープラーニングソフトを使用し、
用途ごとに最適なAIが利用できます。
また、画像推論モデルはプリインストールされているものだけではなく、
自身で作成したオリジナルモデルも利用が可能です。
このエッジ統合処理を基に、ライト、LEDマトリックスなどの様々な機器を制御・実行(通知警告、データ表示など)や、
外部クラウド(メッセージアプリなど)へのデータ送信を行います。
例えば、病院の入院患者の無断外出や院内徘徊を監視する見守りシステム、
スタジアムのトイレ利用状況可視化システムなどにGravioが用いられています。

この展示会を通し、「AI」と一括りにしても、誰が、どこで、どのように使うかによって様々な分野で活用でき、
その業種・職種に合わせたものが出来上がると感じました。
また、特に印象に残った事として、プログラム未経験の高校生がGravioを活用し、
学校のCO₂濃度測定・通知システムを作成した事です。
自分の中で「AIを使うこと」はまだ敷居が高いものだと思っていたので、その考えが覆されました。
AIについて、より興味を持てた良い機会になりました。
とても有意義な時間になったため、可能であれば来年も展示会に参加したいと考えます。

注釈
※1 プログラミング不要でシステムを開発できるプラットフォームのこと。
※2 データ処理や計算処理をデータ生成元、またはその近辺で行う技術のこと。

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