おはようございます。将棋講座3回目です。
今回は駒を成ることについてです。
前回までに駒の種類と動き方を解説してきました。
実は駒の中には、裏返して威力を強めることができるものがあるのです。
成る事ができる駒を紹介します。今回は実際の駒の写真を撮ってきました。
上段左から、龍王(龍と呼ぶ)、龍馬(馬と呼ぶ)
中断左から、成銀、成桂
下段左から、成香、と金です。
銀、桂馬、香車の裏側はそれぞれ「金」の崩し字が使われています。
この駒の裏側はこんな形になっているという感じが掴めるでしょうか。
では、どうすれば成ることができるのか。以下の2通りがあります。
・自分の駒が奥の三段(以下、敵陣と呼びます)に入り込んだ場合。
・敵陣にある自分の駒が動いた場合。
全、圭、杏はそれぞれ、成銀、成桂、成香を表します。次にそれぞれの駒の動きです。
成銀、成桂、成香、と金・・・金の動きと一緒になります。
馬・・・角の動きと前後左右に1マス動けます。
竜・・・飛車の動きと斜め方向4ヶ所に1マス動けます。
最後に成る際の注意点です。
・駒を成る・成らないは自分で決める。
・歩、香車は1段目に動いたら必ず成る。(成らないと次に動くことができない)
・桂馬は1段目と2段目に動いたら必ず成る。(上に同じ)
・1度成った駒を元の動きに戻すことはできない。
特に最後の、「1度成った駒を元の動きに戻すことはできない」がポイントです。
銀、桂馬、香車は成ることで、成る前の動きができなくなります。特に銀の場合、斜め後ろに動けなくなってしまうので注意が必要です。
基本的に駒が成ると強くなるので、どんどん駒を強くしていきましょう。
次回は将棋の重要かつ面白いところ、駒を取ることについて解説していきます。
minda 2011年05月10日(火)08時02分 編集・削除
質問ですが、敵陣の一又は二の所に手持ちの駒の桂馬を打つ事が出来ますか?同じく敵陣の一の所に手持ちの駒の歩及び香車を打つ事が出来ますか?