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将棋講座

おはようございます。宮本です。
遅くなりましたが、将棋講座の5回目です。今回は詰みについて解説します。

続き

ファイル 367-1.gif


まずは上の図を見てください。これは今、持ち駒の金を5二の場所に打ったものです。
次に相手の王様を取りますよという意味になります。
相手は王様を守らなければいけませんが、ここに金を打たれてどこにも動けなくなりました。
これが王様を「詰ます」ということになります。王様を詰まされてしまった場合は負けになります。従って、金を打ったこちら側の勝ちとなるわけです。
将棋の勝敗の多くはこの詰みによって決まります。

では次の図は詰みでしょうか?

ファイル 367-2.gif


上の図は、相手の玉が動けなくなったので詰みに見えますが、5二の地点に相手の飛車が動くことができます。従って相手は、飛車で金を取ることで王様を守ります。従って詰みにはなりません。


次に王様が取られてしまう場合は、味方の駒で守るか、逃げなければいけません。
では、詰みについてもう少し見てみます。

ファイル 367-3.gif


上の図は持ち駒の銀を2三の地点に打ちました。相手の王様は銀を取っても、逃げてもこちらの駒で王様を取ることができます。従って詰みになります。

ファイル 367-4.gif


上の図は2四の地点にあった歩を2三に成りました。この場合も相手の王様はどう応じても次にこちらの駒で取れるので詰みとなります。


最後にちょっとしたコツです。
実は王様を詰ますのに一番活躍する駒が金です。前や横に動ける金は王様を詰ますのに適しているのです。

先に相手の王様を詰ました側が勝ちになります。盤面の駒や持ち駒を使ってうまく使って相手の王様を詰ましましょう。
次回は詰みの手前、「王手」と玉の守り方について解説していきます。

コメント一覧

minda 2011年06月01日(水)08時13分 編集・削除

 講座内容が段々実戦に近くなりましたね。
 頑張って振り落とされないように付いて行こうと思っています。

 早く師匠と指したい~

terai 2011年06月02日(木)08時35分 編集・削除

小さいころ、詰将棋の本を熟読していたのを思い出します。