3月20日、織原様を講師にお迎えして、『鉄道信号』に関する勉強会を開催しました。
今回は鉄道の事故、安全性、信号機について行いました。
鉄道の五大事故とは桜木町事故、洞爺丸事故、紫雲丸事故、三河島事故、鶴見事故のことです。
自然災害での事故や信号無視といった人為的ミスでの大きな事故を説明されています。
この五大事故から自動列車停止装置(ATS)などの事故対策を取り組み、
昭和58年12月26日に「過去10年責任事故による旅客の死者なし」という世界でも例をみない記録を達成したそうです。
次に信号機の概要を説明してくださいました。
鉄道の信号機も自動車等の信号機と同じように"赤"=R、"青"=G、"黄"=Yが使用されいます。
上記三種類のほかにも"YG"、"YY"という2パターンもあり、合計5パターン存在します。
この5パターンにはそれぞれ速度が決められており、運転手は信号を確認して列車の速度を操作しています。
最後に織原様が収めた日本の鉄道やイタリアの鉄道の写真を見せていただきました。
日本の鉄道は東武東上線の信号機や、線路間にある装置(地上子というものです)の説明をしていただきました。
先ほどの自動列車停止装置はどこからどこまでの区間に設置してあるのか、
列車の車体の下についている物(車上子というものです)の説明していただきました。
レールは鉄なので、夏の暑い時期にはレールも伸びて歪んでしまう、ということもあるようです。
イタリアの鉄道の先頭列車に付いているモニターの説明や、日本と同様、線路間の装置の説明をしていただきました。
イタリアでも使用している装置は日本と同じ機能のようです。