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H27年勉強会(4月)

4月17日、織原様を講師にお迎えして「鉄道信号」に関する勉強会を開催しました。

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続き

今回はフェールセーフの考え、またそのための機能についてのお話でした。

「フェールセーフ」のお話はみなさんご存じですか?何か問題があった時に安全行動を取ることです。
安全行動は必ずしも同じとは言えません。鉄道では停止がほとんどの場合のフェールセーフだそうです。
逆に飛行機などでは飛び続けることが基本的なフェールセーフです。

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このフェールセーフを確実に実行するために、鉄道の機器はほぼすべてのものが二重系になっています。
2つの機器で計算し、結果が同じであるか常に確認することで安全を維持し結果が変わった場合フェールセーフを行うようになっています。

つい最近青函トンネルで発煙事故が起きたました。
トンネルの中ではあるポイントまで走りつづけるのがフェールセーフですが。
この事故では、あるポイントを少し過ぎた位置で停止しました。「正しい判断であった」と意見がありましたが、一方では「ポイントで停止できないなら走るべき」と意見を述べる人もいたそうです。
どちらも正しいのではないかなと思います。
しかし、いつでも絶対的なフェールセーフはなかなか存在しないものと私は感じました。
今後とも、私もどのような行動がフェールセーフなのか考え、過ごしていきたいと思います。