5月15日、「鉄道信号」に関する勉強会を開催しました。
講師は織原様です。
5/15の講習会では上尾事件を取り上げていました。
上尾事件とは、「遵法闘争」による抗議運動に対して起こった暴動事件の事です。
この当時、国鉄では賃金引上げ・労働環境改善・合理化反対などの労働闘争が頻繁に行われていました。反発する公共企業体職員である国鉄の労働組合はストライキが禁止されています。その結果、組合側は「運転安全規範などを厳格に遵守するとかえって列車の運行が遅延する」ということを逆手に取り、それを行う事で抗議運動にでます。
ストライキが禁止されている理由を考えればこのような抗議運動は決して起こしてはいけません。この抗議運動の結果、何時間もの遅延を引き起こしダイヤが乱れます。この抗議運動はたびたび起こり、ついに耐えかねた乗客が暴動を起こした事件が上尾事件です。
この後も同じ抗議運動を行ったが故に起きた暴動事件として首都圏国電暴動がありますが、これは私たちの会社があります赤羽が火付け役になってしまった事件です。（４・２４事件）赤羽駅はこのような大事件が過去に起きていたのですね。事件の風化をさせないためにもしっかり心に持っておきたいと思います。
その後は連動図表を拝見しながら信号機について学んでいました。
プリントを何回も読んだ場所ではありますが、未だに新人の私には、一目見ただけではぱっと理解できません。これから精進していきたいです。