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教育ITソリューションEXPO2016

2016年5月18日、東京ビッグサイトにて開催された
「第7回教育ITソリューションEXPO」に行って参りました。

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続き

教育をメインとした展示会といことで、e-ラーニングや電子黒板、
小・中学生向けの教育ソフトウェアが多く見受けられました。
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その中で興味を持った製品が2つほどあります。

1つ目はCASIOの2.5Dプリントシステム「mofrel-モフレル-」です。
2.5Dとは、様々なモチーフの凹凸を紙上に表現したものです。
どのような場面で活躍するかというと、例えば特別支援教育で、
目の不自由な人に対し、その凹凸に触れ、形を覚える等の教育をすることができます。
医療系の教育でも、解剖学で人体構造等を触れて学ぶことができたり、
経穴の場所や大きさ、名前の早見表にもなったりするなど、
様々な教育現場で活躍しています。
どのようにして、この2.5Dを表現しているのかというと、
CASIO独自のTD(サーマルディステンド)印刷というプリントテクノロジーです。
TD印刷とは、熱を加えることで発砲する特殊な用紙を用い、
微妙な凹凸まで紙上に表現する技術のことです。


2つ目はAldebaran社が開発した、自立型ヒューマノイドロボット「NAO」です。
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Aldebaran社は今では有名なヒューマノイドロボット「Pepper」を開発した会社です。
「NAO」の特徴として挙げられるのが、
多くのセンサとカメラが内蔵されており、人の顔や感情を認識し19か国語を操ること。
Wi-Fiでネットワークに接続し、クラウドとの融合ができるので、遠隔操作やビッグデータの収集などもできます。
そのほか、プログラミング次第で自由に動作や言語を覚えさせることもできます。


ITと教育が合わさることによってITの表現にもふり幅が生まれて、
このように技術は進んでいくんだなという一面も知ることができました。
普段は見ることのできない教育に関するIT製品を知ることができて、
とても勉強になった展示会でした。