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第6回 鉄道技術展 2019

2019年11月28日、幕張メッセにて開催された鉄道技術展に行ってまいりました。

続き

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こちらは鉄道情報システム株式会社です。
まず目に入ったのは、将来の駅スタイルの画像です。
切符売り場は人ではなくAIが対応し、顔認証システムでチケットレスな改札、中央にはサービスロボットもおり、困っている人への対応も多様化できそうです。


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私が体験したのは、まさにそのサービスロボット、Pepperで簡単に新幹線の予約ができるシステムです。
Pepperが持っているタブレットで音声案内もしていたのでわかりやすかったです。

予約した新幹線のチケットは、専用の機械で読み取り、お金を入れて購入完了です。
予約までの流れはスムーズでしたが、その後に、機械での入金が必要であるという面で、購入までの時間を考えると、今とあまり変わらないと思ました。
タブレットで予約後、カードや電子マネーで購入できる人はその場でできるようになると、混雑等も減ると思いました。
また、Pepperは目を合わせて会話してくれるので、愛着を持って接することができました。
みどりの窓口は、よく長蛇の列になっているのを見かけるので、少しでも駅員の負担が軽減できるといいと思います。


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続いて、株式会社JR東日本情報システムです。
こちらはAIによる駅案内システムで実際に新宿駅で実験もしていたそうです。
新宿駅のように多くの鉄道が乗り入れる駅では、乗り換えの位置や改札の場所もわかりづらいです。
このインフォメーションでは、改札の位置や、地下鉄、私鉄の場所、コインロッカーの場所、ATM、駅の構内図を地図で示してくれます。
ホットペッパーと連動することで、周辺の飲食店等も検索できます。
さらに、音声認証もあるので直接AIに話しかけることもできます。
また、すべての地図にはQRコードがついており、こちらをスマートホンで読み込みこんで、場所を確認することもできます。


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こちらは、タッチパネルが、複数の人が触り、触れたくないと考える人用に作られた、駅案内システムです。
内容はほぼタッチパネルのものと同じですが、空中でボタンをタッチします。
機械の目の前に立つと、画面が見えます。反対に、横からは画面が全く見えないため、この技術は銀行などお金を引き落とす場面でも利用できます。
難点だったのは、ボタンを押すコツが必要であることです。私も何度かやってみて、やっと押すことができるようになりました。
空中で行っているため、ボタンをどこまで押したらよいのか、そもそも空中を押すとは...という感覚になりました。
しかしこの発想は面白いと思いましたし、日本人独特の悩みだと思いました。

鉄道はとても身近な存在で、生活の中で自分が使っている、改札のシステムや電光掲示板も様々な企業が作っていると知りました。
顔認証改札システムや、AIによる駅案内システム、駅案内ロボットなど実用はされていませんが、将来が楽しみになりました。
さらに、普段、自分が携わっているお仕事も見学ができ、勉強になりました。
またこのよう機会がありましたら参加したいです。

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